Open Title Tournament 田都記念2012 Round 3
by Kouhei Sato
Hironobu Ohkubo – Hajime Nakamura
先に席に着いたのは”KAKAO”ことナカムラ ハジメ。このナカムラもラウンド1のワタナベもそうだが、普段はPWCを中心に参加している強豪プレイヤーが数多く見られる。OTTという名にそぐわぬ幅広い参加者層が集まったのは何よりだ。
試合前にはワタナベから「俺の試合面白くなかったから面白い試合をしてね」との声が。そんなことはないと思うが良い試合を観たいのは万人の期待するところ。
対するはこちらもラウンド1のガナハ同様GCC常連の一人であるオオクボ ヒロノブ。試合前日に使用デッキを変更したとのことだが、それが功を奏したのかここまで好調をキープしており2連勝。「PWCからの刺客」を退け3連勝となるか。
ナカムラのデッキが「青白Delver」、オオクボが「白t青人間」と奇しくも1回戦と同様のマッチアップとなったこの試合。「虫」が再び空を飛翔するのか、「人間」が撃ち落とすか。
Game1
先にダイスを振ってピンゾロを出して後手を確信した様子の中村。先手オオクボは平地1枚に《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》と白ダブルシンボルが出ないハンドを悩んだ末キープ。
オオクボのファーストアクション《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper》を《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》で迎え撃つスタート。
ナカムラの2ターン目、《四肢切断/Dismember》が捲れてスムーズに変身した《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》で殴ってエンド。
返しに何とか2枚目の白マナを引き当てたオオクボは《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》をキャストするも、これは《マナ漏出/Mana Leak》され、返しにナカムラはさらに《秘密を掘り下げる者》を追加。
流れを引き戻したいオオクボの2枚目の《撤廃者》プレイにスタックで《四肢切断》が《法の番人》に。返すターンで2匹目の《逸脱者》が裏返り、メイン《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》が《四肢切断》をフラッシュバック。表裏8点のライフと引き換えにオオクボの盤面を一掃し、「虫」2体が殴りかかる。さらに《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》でオオクボのハンドを確認。反撃に備える。
高打点クリーチャーとファイレクシアマナで一気にスピードアップしたゲームが両者のライフをみるみる減らしていく中、オオクボは《昆虫の逸脱者》の1体を《忘却の輪/Oblivion Ring》で除去するが、さらに2体の「虫」のアタックを受けると打つ手がないと判断し、投了を宣言。
オオクボ0-1ナカムラ
ゲーム1の余韻も覚めやらぬ中、「さっきのフィーチャーと同じマッチアップですね」と苦笑いのナカムラ。使用デッキを考慮せずにフィーチャーした結果なのだが、それだけ現在のスタンダードを青と白が支配しているということなのだろうか。
Game2
先ほどとはうって変わって悩まずにキープできたオオクボは《教区の勇者/Champion of the Parish》、ナカムラも《秘密を掘り下げる者》と好スタートを切る。
前のゲームで負けたスピード勝負、今回は出し抜こうとオオクボは2体目の《教区の勇者》を出し、《四肢切断》で《秘密を掘り下げる者》を退けてアタック。さらに次のターン、3枚目の《教区の勇者》をプレイするがこれは立てたマナで《マナ漏出》。しかしオオクボ二の矢は持続力の面ではより強力な《清浄の名誉/Honor of the Pure》。
ナカムラも《機を見た援軍/Timely Reinforcements》で応戦するが、それでもサイズ差で止まらないオオクボのアタッカー陣、《宿命の旅人/Doomed Traveler》を出して総攻撃。
複数ブロックで1体の《勇者》を打ち取ったナカムラ、《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》を出し、返すパンチも《援軍》で得たライフを盾にスルー。
「透明人間」は反撃用に温存したナカムラ、《ギタクシア派の調査》でオオクボの《マナ漏出》と《忘却の輪》を確認した上で《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をキャストするがこれは打ち消される。
さらなるオオクボの攻撃を受けるナカムラのライフは1。しかし返しに起死回生2枚目の《援軍》が通り7までリカバリー。前のターンの《トラフト》は囮だったということだろうか。
それでも攻め続けるオオクボの2体のアタック、《勇者》こそナカムラ執念の4体ブロックで打ち取られるが、生き残った《宿命の旅人》が止まらない。水際で粘るナカムラをオオクボが押し切った。
オオクボ1-1ナカムラ
Game3
両者速やかなキープ。
《ギタクシア派の調査》で相手ハンドを確認しつつ《秘密を掘り下げる者》でスタートのナカムラ。これをオオクボが返しに《四肢切断》すれば、《教区の勇者》《宿命の旅人》をそれぞれ《はらわた撃ち》《精神的つまづき/Mental Misstep》で捌くナカムラ。お互いのライフと引き換えに主導権を巡って火花が散る。
先にクロックを展開して攻めたい両者。オオクボの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を《忘却の輪》で追放したナカムラが《聖トラフトの霊》を着地させ一歩リード。負けじと《ムーアランドの憑依地》でトークンを生成し、返しに《清浄の名誉》を張って応戦するオオクボ。
2/2となったスピリットトークンを前に《トラフト》の進路を阻まれたナカムラは《思案》のトップが弱かった様子でシャッフルし、土地を置くのみでエンド。ここで攻守逆転を狙うオオクボ、エンド前に《ムーアランド》でトークンを生成し返しに2体のスピリットが空中からの攻撃を仕掛ける・・・が、ナカムラも黙ってはいない。ブロッカーとして立てていた《宿命の旅人》を《蒸気の絡みつき》で退け、ようやくトラフトの重い一撃が決まる。
これで一気にライフが心許なくなったオオクボは《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》、《宿命の旅人》とブロッカーを並べるが、《蒸気の絡みつき》と《瞬唱の魔道士》のフラッシュバック《絡みつき》でこの2体をバウンス、ライフルーズと《トラフト》《瞬唱》のアタックも合わせて9点のライフを削り切った。
オオクボ1-2ナカムラ
ゲーム2の途中でサイドボーディングのミスに気づいたと話すナカムラだがそこは歴戦の経験か、高い修正能力でゲーム3をものにした。
ナカムラ ハジメ Wins!
