Garden City Convention 39th Semifinal coverage

by Kouhei Sato

GCC 39th兼Finals Gateway予選のシングルエリミネーション。準決勝のカードはM11でその形を成した、あるいは大幅な進化を遂げたデッキ同士のマッチアップとなった。

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GCC 39th Semifinal
Shimon Takahashi – Masafumi Oikawa

GCCの常連・タカハシの使用デッキは《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》エンジンを搭載した「Naya Toolbox」あるいは「Survival Naya」と呼ばれるアーキタイプで、状況に応じたクリーチャーをシルバーバレットする他、《復讐蔦/Vengevine》や《戦隊の鷹/Squadron Hawk》といったシャーマンを中心としたシナジーが満載のデッキだ。

対するのは、日頃LMCを中心にプレイしているというオイカワ。使用デッキは赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》デッキ。ゼンディカー当時からアーキタイプとしては存在していたものの、いまいち勝ちきれないデッキのひとつに過ぎなかったヴァラクートだが、M11で《原始のタイタン/Primeval Titan》と《耕作/Cultivate》を獲得したことでデッキパワーが大幅に高まった。国内外のPTQや国別選手権で上位に入るなど、早速その力を発揮している。

スイスラウンドでもマッチアップしている両者。その時はオイカワが勝利を収めたが今回は果たして。

Game1
ダイスロールの結果先手を取ったタカハシだが、初手を見るや

タカハシ「弱い・・・弱い・・・」

とボヤく。しかし相手のデッキが分かっていることもありキープを選択。後手のオイカワもキープし、両者ノーマリガンでゲームスタート。

ファーストアクションはタカハシ2ターン目の《貴族の教主/Noble Hierarch》。返しのオイカワは《不屈の自然/Rampant Growth》でマナ加速を始める。

モタモタしていては相手の土俵に乗ってしまうタカハシは、3ターン目に《復讐蔦》をプレイ即攻撃で5点。速いゲーム展開に持ち込む。

相手の攻勢などお構い無し、といった余裕すら感じさせるオイカワは《耕作》キャストで尚もマナを伸ばし、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を置いてターンを返す。

この土地が火を噴き出す前にライフを射程圏内にしておきたいタカハシは、二体目の《貴族の教主》をキャストし《復讐蔦》で攻撃。さらに《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を追加。攻め手は緩めない。

ライフは9に落ち込んだものの、ようやくパワーカードに必要なマナが揃ったオイカワは《業火のタイタン/Inferno Titan》をキャスト。EtB誘発で《聖遺の騎士》と《貴族の教主》を除去するビッグアクションとなったが、この巨人は返しのタカハシの《流刑への道/Path to Exile》で即退場となり、《復讐蔦》の攻撃でオイカワのライフは4に。さらにタカハシは《獣相のシャーマン》をキャストしてターンを返す。

ライフがいよいよ心許なくなったオイカワ、ブロッカーとして《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》をキャスト。そしてトークン1体を召喚酔いが明ける前の《獣相のシャーマン》へ飛ばして盤面を落ち着ける。

返しの《復讐蔦》の攻撃は予定調和的にトークンにチャンプブロックされたタカハシ、《戦隊の鷹》をキャストし手札の充実を図る。

静まったかに見えたゲームはすぐに動き出す。続くオイカワのターン、《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》キャスト後の《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》セット→即起動、さらに《不屈の自然》で《カルニの心臓の探検》の起動条件までも満たし、都合3発の「《稲妻/Lightning Bolt》」が《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》から放たれ、《復讐蔦》と二体の《貴族の教主》を焼き払う。

そしてこのゲーム初めての攻撃を《包囲攻撃の司令官》とトークン二体で仕掛けるオイカワ。ブロック前に《戦隊の鷹》もトークンで除去し、タカハシの盤面を文字通り一掃する。

たった1ターンの攻防で盤面が壊滅してしまったタカハシ、《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》を送り込むがこの状況ではあまりにも無力。返しのオイカワの《原始のタイタン》のアタック時の誘発能力が解決される前に投了を宣言した。

タカハシ 0-1 オイカワ

Sideboarding
タカハシ
in
1《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
3《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
1《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
3《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
out
2《狡猾な火花魔道士》
1《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
3《流刑への道》
1《執念の剣/Sword of Vengeance》
効果の薄いカードを抜き、相手の土地に干渉できるカードを投入。

オイカワ
in
2《二股の稲妻/Forked Bolt》
4《稲妻》
out
2《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
1《包囲攻撃の司令官》
1《探検》
1《カルニの心臓の探検》
ナヤのシステムクリーチャーを捌くスペルを投入。アウトは広く浅く。

Game2
両者マリガン無しでのスタート。先手タカハシの初動は2ターン目の《獣相のシャーマン》、返すオイカワは《カルニの心臓の探検》。キーカードが生きてターンが返り、

タカハシ「ちょっとやる気出てきた!」

との声とともに《活発な野生林/Stirring Wildwood》を置いてターンを返す。

対照的に、オイカワは淡々と《耕作》で着々と「準備」を進める。このターンエンドにタカハシ、《獣相のシャーマン》の能力で《ゴブリンの廃墟飛ばし》を捨て《聖遺の騎士》をサーチし、返すターンでシャーマンの2点アタック後にキャスト。

それを受けてのオイカワ、Game1と同様に盤面を掌握すべく《包囲攻撃の司令官》を送り出すが、続くタカハシのメインフェイズ、《聖遺の騎士》のマナ加速経由でシャーマンからの《静寂の守り手、リンヴァーラ》サーチ即キャストで司令官の能力は封じられる。これには思わず

オイカワ「やべーな」

と苦しい様子を露に。能力を起動できないゴブリンたちは立ち尽くすのみでターンを返す。

ノーアクションでチャンス到来のタカハシは《静寂の守り手、リンヴァーラ》で空から攻撃。さらにシャーマンから《悪斬の天使》をサーチし即キャスト。フィニッシャーを投入して勝負を決めにかかる・・・が、そのターンエンドにオイカワが動く。《召喚の罠/Summoning Trap》から力強くめくられたのは《原始のタイタン》!当然のように二枚の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》がサーチされる。

そしてオイカワのターン。《カルニの心臓の探検》キャスト後、手札から3枚目となる《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》。タイタンの攻撃で起動条件が満たされ、致死量を上回るダメージを叩き込まれることを悟ったタカハシはタップアウトしており、この一連の動きをどうすることも出来ず、手順を最後まで待たずに投了を告げた。

タカハシ 0-2 オイカワ

オイカワ マサフミ Wins !!

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