Garden City Convention 39th Quarterfinal coverage
by Kouhei Sato
マジック基本セット2010が発売になって2週間。既に各地では新たなカードを活用した、新たなデッキの活躍が聞こえているところであり、それはここGCCの会場でも例外ではない。誰もが新環境への適応を模索し、誰もが他のプレイヤーを出し抜くデックテックを編み出そうとしている。
そんな中開催されたGCC 39thはFinals Gateway予選を兼ねている。秋に行われるFinals予選の1byeをかけてのシングルエリミネーション、準々決勝の模様をお伝えしよう。
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GCC 39th Quarterfinal
Toshiya Oohashi – Keisuke Matsumura
緊張気味の面持ちで表れたマツムラ。シングルエリミネーションに進出するのは初めてとのこと。使用デッキは彼の代名詞と言える《歪んだ世界/Warp World》ナヤ。愛するこのカードを武器にTOP8に勝ち進んだが、この必殺兵器抜きでも様々な戦い方が出来るようチューニングが施されている。
一方のオオハシの使用デッキは「一週間前から使いたいと思っていた」と語る赤単。日本選手権を制し、M11からは《処罰の力線/Leyline of Punishment》を獲得してガンである《コーの火歩き/Kor Firewalker》耐性を高めたこのデッキを手に、スイスラウンド5回戦までをゲームカウント10-0するなど、5-1でのシングルエリミネーション進出。
試合開始前にサイドのイン・アウトを見せて欲しい旨を告げると、
オオハシ「適当に1枚ずつ15種類サイドアウトしてライターを困らせようか」
マツムラ「ひみつのサイドを用意してますよ」
とのこと。どちらのサイドボーディングも楽しみにしておこう。
Game1
先手のオオハシは初手をキープ。対するマツムラは1マリガン後の手札を見つめ、意味ありげな自信を浮かべながらキープ。
オオハシが2ターン目《カルガの竜王/Kargan Dragonlord》、3ターン目《地獄の雷/Hell’s Thunder》と順調に展開しながらダメージを積み重ねていくのに対し、マツムラはディスカードを重ねる。そう、土地が《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》1枚のみで止まってしまっているのだ。
相手のデッキを察してか、ダブルマリガンしてぬるい動きになるよりは土地を引き込んでのブン回りを優先したということだろうか。
しかし現実は無情。オオハシの4ターン目、《ぐらつく峰/Teetering Peaks》セットからの《ボール・ライトニング/Ball Lightning》が戦場を駆け抜けてゲームを決めた。
オオハシ 1-0 マツムラ
Sideboarding
オオハシ
in
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
2《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
2《炎の斬りつけ/Flame Slash》
out
4《ボール・ライトニング》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
土地一枚で終わったGame1。相手のデッキの全体像が分からず、サイドチェンジを考え込む様子のオオハシ。スイスラウンドの記憶を頼りに相手のデッキを推測し、ナヤの生物対策を投入。
マツムラ
in
2《不屈の随員/Dauntless Escort》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《流刑への道/Path to Exile》
out
2《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
2《無謀突進のサイクロプス/Madrush Cyclops》
2《歪んだ世界》
赤単相手に間に合わない重いスペルをアウトし、相手の攻勢を受け切るサイドボーディング。
Game2
先手のマツムラ、考えた末のマリガン。後手のオオハシは即マリガン宣言。
6枚となった手札を見つめる両者。初手とは逆に自信満々に即キープ宣言するマツムラに対し、小考してキープするオオハシ。
ファーストアクションはマツムラ2ターン目の《バジリスクの首輪》。その返しにオオハシの《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》が駆け抜けるスタート。
その後は《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》といったマツムラの生物の展開をオオハシが《炎の斬りつけ》、《噴出の稲妻/Burst Lightning》で捌く展開。
均衡を破ったのはマツムラの二体目の《聖遺の騎士》。出したターンに《バジリスクの首輪》が装備されると、オオハシにはこれを排除する手段がなく、《地獄の雷》を叩き込む。
この生きた《聖遺の騎士》を大事にしたいマツムラ、《血編み髪のエルフ》(続唱は《不屈の随員》)をキャストし、《バジリスクの首輪》をエルフに付け替えての攻撃。これをオオハシ《よろめきショック/Staggershock》で除去しにかかるがここはマツムラの《不屈の随員》の能力で防がれ、赤単相手に貴重なライフゲインをマツムラにもたらす。
返すオオハシのターン、アップキープの《よろめきショック》反復の対象を長考した結果、《血編み髪のエルフ》へ。そして《地獄の雷》蘇生でマツムラのライフは9に。このターンエンドにマツムラ、《聖遺の騎士》の能力で歩く火力対策の《惑いの迷路/Mystifying Maze》をサーチ。
サーチした《惑いの迷路》を手に、ターンを返すマツムラ。虎の子の《聖遺の騎士》を失うわけにはいかず、うかつな攻撃はできない。返しにオオハシの《地震/Earthquake》X=4を受けマツムラのライフは5になるが、タップアウトの隙に《聖遺の騎士》のサイズを上げる余裕が生まれ、《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》から森をサーチ。そして満を持しての《バジリスクの首輪》装備からの攻撃で一挙8点のダメージをオオハシに与えつつ、大量ライフゲインに成功する。
次のドローを確認したオオハシは、13ものライフを削り切る術を持たず、静かに投了を告げた。
オオハシ 1-1 マツムラ
Sideboarding
オオハシ
in
4《ゴブリンの先達》
out
4《地獄火花の精霊》
先手を意識したサイドチェンジ。
マツムラ
サイドチェンジなし
Game3
両者ともにマリガン無し。
先手のオオハシが1ターン目、2ターン目と《ゴブリンの先達》を連打。捲れるカードは《狡猾な火花魔道士》、《太陽のタイタン/Sun Titan》で土地はマツムラの手には渡らず、2ターン目には《バジリスクの首輪》も設置するおまけつきの良好な展開。さらに3ターン目に《地獄の雷》を追加しての猛攻。これにはたまらずマツムラ《天界の粛清》で空飛ぶ火力を追放するが、ライフはあっという間に10に。
何とか攻勢を押しとどめたいマツムラは《ゴブリンの先達》の能力で見えた《流刑への道》をドローし、ノーアクションターンを返す。
ゴールが見えたオオハシはさらに展開。二枚目の《地獄の雷》を追加し総攻撃するが、予定調和的にマツムラ、《地獄の雷》に《流刑への道》。《ゴブリンの先達》はここでも土地をめくらず(めくれたのは《血編み髪のエルフ》)、ここまで脅威の100%。そして二体で既に14点のダメージを稼ぐ大車輪の働きぶり。
苦しくなったマツムラ、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》キャストで《バジリスクの首輪》をサーチし即プレイ。ブロッカーとライフゲイン手段を同時に盤面に送り出す。
このターンで決めに行きたいオオハシは前のターンに置いた《乾燥台地/Arid Mesa》をアップキープに起動して上陸条件を満たし、《焼尽の猛火/Searing Blaze》で《石鍛冶の神秘家》を排除しつつマツムラのライフを3に。そして二体の先達で攻撃。これで決まったかに思われたが、一体は《流刑への道》で追放。何とか生き延びたマツムラだが、ライフは文字通り虫の息、たったの1。
フェッチランドさえ起動できなくなったマツムラ。《狡猾な火花魔道士》を送り出すが、マナが足りず「首輪魔導士」は作り出せない。ブロッカーとして《ゴブリンの先達》の攻撃を受け止めつつささやかな抵抗の1点をプレイヤーへと飛ばすが、オオハシの手札から見せられたのは《よろめきショック》!
オオハシ 2-1 マツムラ
オオハシ トシヤ Wins !!
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