Garden City Convention 39th Final coverage

by Kouhei Sato

どんな試合にも、それぞれのプレイヤーにとっての意味がある。

とにかく誰にも負けたくない者、賞金や賞品を手にしたい者、オリジナルデッキの強さを知らしめたい者、次の大会への権利を手にしたい者、ただ単純にマジックを楽しむ者。この日の決勝卓に座った二人にとって、この試合はどんな意味を持つのか。

興味は尽きないが、まずは目の前の戦いに集中することとしよう。

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GCC 39th Final
Masafumi Oikawa – Ryosuke Murata

オイカワのデッキはヴァラクート。その戦いぶりは準決勝の模様をご覧頂きたい。他のデッキとベクトルの違うその動きはまるで別のゲームを見ているかのような錯覚さえ感じられる。

対するのはムラタ リョウスケ。カメレオンクラブ古淵店やGCCを中心に活動するプレイヤーで、ここのところ青白コントロールを使い続けており、今日もその相棒とともに決勝まで勝ち進んできた。青白コントロールもヴァラクート同様に、M11で《マナ漏出/Mana Leak》、《糾弾/Condemn》、《神聖の力線/Leylinor: #ECECEC; border-left-width: 0px; border-right-width: 1px; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 1px; font: 11px verdana, arial, helvetica, sans-serif; text-align:center; color: #000000; }
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統計:  netlabel.bms.ms Awstats Web Site
最終の更新:  2011年 9月 30日 - 04:46
表示するレポート: ??でムラタへのプレッシャーとしては十分だったが、そうはさせじと《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》がライブラリーの底へと送り込み、4/4飛行になった兵士トークンが攻めに出る。

一進一退の攻防が続く展開で遅れをとるわけにはいかないオイカワはターンエンドに《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》を起動し山を揃えるとともに有効牌の引き込みを狙う。そしてオイカワのドロー後、ライブラリートップにめくれたのは待望の二枚目の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》。これを巫女の能力で場に出し、《不屈の自然/Rampant Growth》をキャストしたところで

ムラタ「スタック」

と、こちらも二枚目となる《地盤の際》で《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を破壊するが、対応して二枚の《カルニの心臓の探検》が起動され、一気に12点ものダメージがムラタに与えられる。さらに巫女と《怒り狂う山峡/Raging Ravine》の攻撃でこのターン、ムラタのライフは一気に2に。

1ターンで死の淵に立たされたムラタ、ジェイスの《渦まく知識/Brainstorm》で手札を整えながら《悪斬の天使/Baneslayer Angel》をキャストし、エルズペスの大マイナス能力で『紋章』を得る。この破壊されない天使の前に攻め手のないオイカワは《カルニの心臓の探検》と《不屈の自然》を立て続けに唱えてライブラリーを圧縮するのみ。トップに公開されている《召喚の罠/Summoning Trap》が決め手となるか。

とりあえずの危機をやり過ごしたムラタ、引き続き《渦まく知識/Brainstorm》でハンドを充実させた後、悪斬で攻撃してお互いのライフは7に。そして《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》キャストで攻撃強制能力を起動。次のターンで試合を決める構えを見せる。

有効牌を引けないとこのままゲームが終わってしまうオイカワ、巫女の能力で見えている《召喚の罠》をドローし、次のトップを公開するとそこには《原始のタイタン/Primeval Titan》の姿が!!即《召喚の罠》をキャストし、力強くタイタンを盤面に送り込むと、サーチされた2枚の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が《カルニの心臓の探検》の起動条件を満たし、一瞬にしてムラタのライフを奪い去った。

オイカワ 1-0 ムラタ

Sideboarding
オイカワ
in
1《ガイアの復讐者/Gaea's Revenge》
2《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》
out
2《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
1《包囲攻撃の司令官》
カウンターに効果のある対策カードを投入。

ムラタ
in
3《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《神聖の力線》
1《否認/Negate》
out
4《前兆の壁》
3《糾弾/Condemn》
1《審判の日》
1《忘却の輪/Oblivion Ring》
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》に劇的な効果を発揮する《神聖の力線》に加え、カウンターを増量。

Game2
1マリガンのオイカワに、ムラタの怒濤のカウンターが襲いかかる序盤。2ターン目の《探検》、3ターン目の《耕作》をともに《否認》。そして《精神を刻む者、ジェイス》でライブラリーの上の土地を弾き続ける。

状況を打開したいオイカワは《ムル・ダヤの巫女》をキャストするもこれも《瞬間凍結》。そして返しに《神聖の力線》をキャストし本体への「稲妻」を封じる。

ヴァラクート以前に土地が伸びないオイカワ、《カルニの心臓の探検》を張るがこれをムラタ《忘却の輪》。どこまでもマナ加速を許さない姿勢を見せつける。

こうしている間にも《精神を刻む者、ジェイス》がオイカワのライブラリートップを操作し続けてプレッシャーをかけるが、それもオイカワがキャストした《包囲攻撃の司令官》でストップする。

このゴブリンへの回答を持たないムラタ、《渦まく知識》能力で掘り進めるがなかなか対処カードを引かない。ゴブリンのアタックを受けてジェイスの忠誠度を減らすが、オイカワの《カルニの心臓の探検》に撃った《否認》にさらに撃たれた《跳ね返りの罠》をしっかり《瞬間凍結》。

その後のオイカワの攻撃でジェイスはお役御免となるが、返しのムラタのターン、ようやく引いた解決策である《軍部政変/Martial Coup》をX=5でキャスト。

まっさらになった自らの場に《原始のタイタン》を着地させるオイカワだが、《神聖の力線》を踏まえて《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》二枚ではなく《怒り狂う山峡》と1枚ずつをサーチ。タイタンとこのミシュラランドで殴り勝つプランを視野に入れるが、タイタンは返しのムラタの《忘却の輪》で退場。

無人となったオイカワ陣営にトークンを攻め込ませるムラタ。そして2枚目の《精神を刻む者、ジェイス》を盤面に追加し、相手のトップを確認する。

オイカワ、盤面を押しとどめるべく《ゼンディカーの報復者》をキャストするも、再度ムラタの手から放たれた《軍部政変》で盤面は動かず、ついに攻撃を始めたムラタの《天界の列柱/Celestial Colonnade》でオイカワのライフだけが減り続ける。

オイカワは逆転を《召喚の罠》に託すが、めくれたのは無情にも《ムル・ダヤの巫女》。これで勝ち筋がないと判断したオイカワは投了を宣言。

オイカワ 1-1 ムラタ

Game3
両者ともにサイドチェンジなし、マリガンなしで迎えた最終戦。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を置き、2ターン目には《不屈の自然》。3ターン目の《カルニの心臓の探検》こそ《否認》されるものの、4ターン目の《ムル・ダヤの巫女》は無事着地し、能力で土地を伸ばす。Game2に比べるとここまで順調と言えるオイカワの立ち上がり。

このまま好き勝手にさせるわけにはいかないムラタ、返しに《精神を刻む者、ジェイス》で巫女をバウンスし展開を阻害するも、この最強クラスのプレインズウォーカーはオイカワの《業火のタイタン/Inferno Titan》のEtB能力の前に沈没する。瞬間的なダメージ能力では巨人達の中でも屈指のこの赤いタイタンだが、さすがに自由にはしてもらえず、《審判の日》で即退場を強いられる。

ならばとオイカワ、先ほどバウンスされた巫女をキャストし、《耕作》でヴァラクートの誘発条件を満たすと、巫女の能力で山を連打。6点のダメージをムラタに与え、土地で焼き尽くすゲームプランを描く・・・が、しかしその計画は返しのムラタの《神聖の力線》により、すぐに頓挫する。

打つ手打つ手を対処されるオイカワ、しかたなく巫女で殴り始めると、今度は巫女のクロックを防ぐべく、《遍歴の騎士、エルズペス》をキャストするムラタ。しかし出すトークンはヴァラクートの的になり、巫女のクロックは続く。

何とか有効牌を引き込みたいムラタは《思考の泉/Mind Spring》をX=5でキャストし、一気に手札を充実させるが、その隙を突いてオイカワの場に着地したのが《ゼンディカーの報復者》。このターンは上陸できなかったものの、土地を置いて植物を強化できれば一撃でムラタを倒すことが可能だ。

上陸する前に対処しなければならないムラタだが、先ほど引いた5枚とこのターンのドローに解決策はない。《精神を刻む者、ジェイス》のブレインストームに望みをかけ、引き込んだのが《忘却の輪》!即座に《ゼンディカーの報復者》本体を追放することに成功する。

脅威を捌かれてしまい、残ったのは大量の0/1トークンと巫女だけのオイカワ、巫女でクロックを刻むがもはやこれはムラタの脅威ではなく、さらなるジェイスの±0能力で引き込まれた《悪斬の天使》の前にストップしてしまう。

この天使が殴り始めるようだと勝ちが遠のくオイカワだが、2枚目の《ゼンディカーの報復者》を引き込み、一縷の希望を繋ぐ。そして植物を強化すべく《不屈の自然》をキャストするがこれは《否認》。

とりあえずのピンチを凌いだものの、返しに土地を複数置かれると一発で逆転される危険のあるムラタ。打開策をジェイスの《渦まく知識》に求め、引き込んだのはこのゲーム3枚目となる《忘却の輪》!!

心配のタネが無くなったムラタ、エルズペスの+3/+3能力を《天界の列柱》に使って天使と2体でアタックし、絆魂でライフの上でも優位に立つ。

流石にビッグスペルの残っていないオイカワだったが、《耕作》キャストで、巫女の能力も合わせてこのターン3枚の山を場に出し、天使と兵士トークンを同時に排除すると、巫女でクロックを刻み続ける。

しかし、返しのムラタのターン、《遍歴の騎士、エルズペス》の『紋章』を得た二枚目の《悪斬の天使》と、それをバックアップし続けるジェイスの《渦まく知識》の構図はオイカワに投了を決断させるに充分であった。

オイカワ 1-2 ムラタ

ギリギリの戦いを粘り強いプレイで凌ぎきり、勝利を掴んだムラタがFinals地区予選の1byeを獲得、そして自身初のGCC優勝!

Congratulation ムラタ リョウスケ!!

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